バブル越え
2015/05/23
1989年12月29日といえば、日経平均が38,915円87銭をつけた日であり、いまだかつてその数字を超えていない。いないどころか、その後7000円どころまで、5分の1まで下がった。アベノミクスで大きく上げてきたとはいえ、いまだ2万円を超えたか超えないかという程度ではある。それですら、「生きているうちに2万円が見られるとは思わなかった」という声も聞かれる。バブルを乗り越えて4万円などという数字は、未来永劫来ないようにすら感じるほどの仰ぎ見るような数字である。
ところが、昨日なんとそのバブルを越えたのである。ただし、時価総額での話だが。時価総額というのは、東証一部に上場している会社の時価総額の総和である。したがって、上場している会社が増えれば大きくなるし、減れば小さくなる。昨日もジャスダックから東証一部に上場替えした会社があったから、その分も、時価総額は大きくなっている計算である。
一方、日経平均というのは一つの指数なので、必ずしも連続性があるというわけでもない。当時はなかったソフトバンクだのファーストリテイリングといった会社が引っ張っている。1989年当時から全く入れ替えなかったらいくらになっているかという話は出ないが、もしそういう計算をしていたら、一体今はいくらということになるのだろう。
そうはいっても、最近は上場来高値更新という話を聞く。日本最大の企業であるトヨタでさえ、3月に上場来高値を更新している。そう考えれば、もはや実質的にはバブルを越えているのだという声が上がるのもうなずける。
アメリカ株は、レーガノミクスがスタートした時は770ドル程度だった。それが今や20倍になっている。日本株も7000円どころから20倍になるとすれば、14万円である。そういう数字を見る日が来るとは思えないが、いつかそんな日が来るかもしれないと思うだけで、なんだかわくわくしてくる。
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