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勝どき・豊洲・晴海から便利な月島矯正歯科

2015/09/02

先日相談にみえた高校2年生の患者さんです。切端咬合と上顎の叢生が主訴でした。頤部の突出感もあり、手術を併用する治療も考えられるような状況でした。抜歯をともなう矯正治療の説明をしました。

そこで患者さんに、矯正治療をしたいかどうかをまず伺いました。すると「やりたくない」という返事が返ってきました。本人によれば、小学校の頃に受けた治療がとても痛くて、二度とあんなことをしたくないということでした。床矯正装置のようなものを入れたというお話でした。

最近、「早く始めれば早く終わる」とばかりに、小学生に何でもかんでも床矯正装置を入れるという先生もいるようです。しかし、この患者さんのように、早く始めても早く終わるどころか、高校生になってもなんら改善していないという方が出ています。むしろ、小学校の頃の治療がトラウマになって、本来行うべき時期に行うべき治療ができないという事態になっているという方も多いように感じられます。同時に、取り外しのできる装置は「いい装置」で、取り外しのできないブラケット装置は「悪い装置」であるかのように捉える向きもあるように感じます。

矯正治療は歯医者の為にあるのではありません、あくまでも患者さんがいい歯並びで健康な人生を送る為のものだと考えています。その為には、最良の時期に最良の治療を行うことが大切だと思います。安易に「とにかく装置をつけてしまう」ということは厳に慎むべきでしょう。

 

 

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月島矯正歯科
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住所:東京都中央区月島2-15-16
月島眼科2F
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