重陽の節句
2015/09/09
9月9日は重陽の節句ということになっている。重陽とは、同じ奇数の数字が重なるということなのだろうだから、5月5日でも3月3日でもいいはずだが、その最大の9が重なる日が重陽の節句といわれるようだ。
重陽の節句というと、イコールといっていいのが「菊花の契り」で、そのことはすでに書いたから同じことは書かない。ただ、「陽」が重なるというと、なおさらそのことを想像してしまう。今日は1000円の大陽線だったから、余計そう感じるのかもしれない。
菊の花が実際に咲くのはまだ1カ月以上先だろうから、どうもこの時期に菊の花が出てくるのは違和感があるのだが、これも旧暦の時代に作ったものだから仕方がない。平安時代には菊酒を飲んだと出ているので、もし今それをやろうと思ったら、塩漬けか冷凍にした菊の花を用意しておかなければならない。それはそれで風情がありそうに思える。菊酒を飲みながら松茸でもいただく、なんていうぜいたくをしてみたい。今ならむしろ、11月11日ぐらいか。
わが国には節句は5つあるそうで、端午の節句と桃の節句は誰でも知っているが、七草の節句と七夕が5節句の一つだとはあまり知られていないように思う。もっとも七草の節句以外はみな重陽になっているから、七草だけ元旦と重なるために避けたのかもしれないなどと勝手に想像している。
24節気があり5節句がある日本は誠に季節感にとんでいると感じる。さらにそこへキリスト教のイベントまで加わるのだから、なんだか日本は一年中何かの祭のようである。
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