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TPPが決着したそうだ

2015/10/05

足掛けで何年やっていたのかもわからないほど長かったような気がするTPP協議が、どうやら決着したようだ。ここに参加を表明したのが菅直人のときだったが、政権交代もあって大昔のような気がしている。でも、良く考えてみれば、前の前の総理大臣でしかない。ということは、5年ぐらいしかたっていないということか。

TPPは、関税を撤廃することによって、域内貿易の活性化が期待される。どの国も、自国に有利になることを強調してきたように思う。だが、実際にはどの国も有利な部分と不利な部分とがあって、結局プラスマイナスで見ればゼロに近くなるような気がする。交渉ごとであるからには、自分だけに都合がいいなんて事はありえない。良く考えてみたら、プラスマイナスではマイナスになっているということもありうる。

関税の不平等ということが明治時代のわが国の主要なテーマだった。関税の自主権が無い国は、独立した国といえるのかという言い方がある。おそらく、明治の中ごろまではわが国は独立した国ではなかったということなのだろう。それを日清、日露の両戦争で勝ち取ったとも言える。その意味では、この両戦争はわが国における独立戦争であったのかもしれない。

TPPの最大のメリットは、自動車に関わる関税2.5%の撤廃であるように言われる。だが、はっきり言えば、それはわれわれには関係ない。むしろ、わが国が牛肉や豚肉にかけていた関税が引き下げられる事のほうがわれわれの生活にとっては大きそうだ。1キロで400円だったものが50円ほどになれば、ほとんど関税はかからないのと同じことになるからだ。もちろん、国内にある畜産農家は大変だろうと思う。

これで、消費者物価はまた下がるのだろう。日銀が目標とする2%という数字は、また遠ざかるように思えるのだが、実際はどうなのだろう。

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