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猫だましと北の湖

2015/11/24

大相撲は日馬富士が2年ぶりの優勝をして終わったが、日馬富士が強かったというよりも白鵬が終盤になって急に失速したという印象である。更には14日目に北の湖理事長が急逝したこともあって、優勝よりもそれ以外の事柄に注目が集まった感がある。

理事長がなくならなければ、今場所の最大の注目は、白鵬の「猫だまし」であっただろう。一瞬何が起こったのかわからなかったのだが、リプレイを見てそれが猫だましだと分かった。しかも2回も。今場所は立会いに変化する注文相撲まであったから、大いに批判されるだろうと感じたが、理事長から注意の言葉があったと聞いて、やっぱりと思ったところであった。

「猫だまし」という技が役に立つのかどうか良く分からない。この技は弱いものが強い相手に対して行うものといわれているから、横綱たるものがするべきものではない。だから今回白鵬も批判されたのである。

注文相撲も「猫だまし」もひとつの技なのだから、それを採用してもなんらやましいことはないだろうという意見はある。その一方、姑息な相撲がはびこってしまっては取り組みが面白くなくなるという意見もある。安易な相撲が増えれば、人気も落ちるだろう。だから理事長も注意する必要があったのだ。

私の記憶が確かなら、北の湖自身この「猫だまし」の奇襲を受けたことがある。相手は三重の海だったはずだ。そのときは「何かあったんですか」というような顔をして普通に相撲をとって勝った。その三重の海から理事長を引き継いだ北の海に、あのときの記憶があったはずだと思う。

北の湖がなくなって、次の理事長が三重の海になることもあるかもしれない。もしも北の湖が先場所なくなっていて、理事長が三重の海だったら、白鵬の「猫だまし」に対してどういう態度をとっていたのだろう。

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