ついに利上げ
2015/12/18
FRBがついに利上げに踏み切った。0.25%というからそれほど大きなものではない。0.25%の利上げを今後2,3回行うのではないかといわれている。急激に上げるということではなくて、徐々にという配慮であろう。
アメリカは景気がいいのだ。失業率が5%まで低下してきて、それはリーマンショック以前の水準だという。もはやゼロ金利を継続する必要が無いほど景気がいいということになるようだ。
QE1,QE2という緩和政策は、商品価格の高騰という副作用をもたらした。原油が1バレル200ドルになるのではないかとさえいわれるほどになったのは、ついこのあいだのことのようである。それが、緩和策の終了を言い始めてからというもの、暴落というのにふさわしい下げを見せている。もちろん、シェールオイルやサウジの減産拒否やイランの参入などといった供給サイドの過剰という問題もある。
リーマンショックは、サブプライムローンという商品に端を発したバブルの崩壊であった。そのバブルの崩壊による景気の悪化を防ぐ策が、原油価格のバブルをもたらしたといえる。そして今まさにそのバブルがはじけた格好だ。サウジやロシアなどの産油国では景気が悪化しているようである。特にサウジではこのままの原油価格が続けば、国内資金が枯渇するとさえ言われている。
一方わが国では、2%の物価上昇目標というものが、原油価格の下落により阻害されているといわれる。物価が上がらない方がいいに決まっているのだが、日銀がそうではないというと、われわれ庶民は何を喜べばいいのかといいたい気持ちにもなる。
わが国はいまだにあるのか無いのかも分からないような金利しか付かない。時間外に現金を下ろしただけで1年分の利息がなくなってしまうような状態はいつになったら解消されるのだろう。
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