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離れていく娘

2016/04/04

4月2日は娘の大学の入学式で名古屋まで行ってきた。駅前は桜がちょうど満開で、夢のような世界だった。その夢ごこちの中、入学式が執り行われた。

名古屋の大学に行くからには、一人暮らしをする。2週間前に決めたマンションにはじめて泊っての出席である。娘の一人暮らしは心配以外の何物でもないが、こればかりは仕方がない。まさか一緒に住むというわけにもいかない。どの道、娘というのは離れていくものである。我々親の子離れが早いほうがあきらめもつくというものかもしれない。

ところが、学校説明会の席にどこかで見たことのあるお母さんがいる。向こうも「あれ」という顔をしてこちらを眺めた。どこかでお目にかかりましたかと聞きたかったが、さすがにこういう席でナンパするようで気がひけてきけなかった。ところが、その両親の息子とうちの娘が予備校の同級生であるということが分かった。部屋に戻ってフェイスブックで会話をしていたら、突然「お父さんは昭和の歯学部?」ときたそうだ。

彼の名前を見て、同級生にそんな名前のやつがいたなと思っていた所ではある。でもまさかそんなところにいるはずはないだろうとも思ったのである。それと、父親の顔を見てもただのじいさんにしか見えず、到底同級生には見えなかったのだ。

その息子は柔道をやっていたということで、連れて行っていたうちの息子と大分話が弾んでいたようだ。なんだかひょんなところで運命的な出会いでもあるまいと思うが、人の一生は何がどうなるか分からない。親同士が同級生で、本人同士が予備校からの付き合いで、しかも弟と話がはずんでいる。この先ねんごろになって怪しからんことにならなければいいがと、父親は思うのである。

大学生にもなったし、一人暮らしをするようになったからには、あとは自己責任であるとしか言いようがない。大学側も、「勉強をして資格を取るのは我々ではなくて本人ですから」という言い方をしている。それをどれだけ娘が自覚してくれるか。今から、「あたしが彼のことを気をつけてあげなきゃ」なんていう言葉を聞くと、なんだか嫌な予感がする。

 

 

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