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席を譲る人・譲られる人

2016/05/12

この1週間のうちで、夕刊のコラムに電車の席を譲る譲られるという話を二人の人が書いていた。

譲られるほうは「すぐ降ります」といって次の駅で隣の車両に移ったと書いてある。こういう場合、譲ろうとしたほうは立つ瀬が無いのだから、ありがたく受けておくべきだ友人にたしなめられたとある。その一方、物欲しげに優先席の前には立たないのだそうだ。そこがこの人の矜持ということになるようだ。

一方、譲る側は「席をゆずって断られたときのあの決まりの悪さを思い出すとなかなか勇気が出ない」と書いている。遠くに座りたい人がいたとしても、自分が立った瞬間に目の前の人が座ってしまうのではないかと思うと、うかうかと立つこともできないという。彼にとっての結論としては、席を譲るにしてもスキルが必要であるということになるようだ。だから単純に「席を譲らない人は冷たい」わけではないといいそれは単に譲る技術がないだけなのだと結論付けている。

1週間のうちに同じような内容のコラムが載ったのはたまたまなのか、あるいは示し合わせたのかは、読者である私にはわからない。ただ、それが真逆の立場からの話になっているところからすれば、編集者が意図したとしても、まあないことではないのだろうと思う。それはそれとして、電車に乗るときにはときどき感じることではある。

自分はまだ若いつもりであるので、譲る立場であるはずである。だが、いずれは譲られる立場になることはだれも同様であろう。年はとりたくないが、取らざるをえない。その時、「譲るスキル」を持った人がどれだけいるのかは、なってみなければわからないな。

 

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