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イチローは世界一といわれるのだろうか―――――勝どき・豊洲・晴海から便利な月島矯正歯科

2016/06/14

マーリンズのイチローがピート・ローズの安打数4256本まで日米通算であと4本というところまで迫ってきた。下手をすれば、明日中にもこの数字を超えるかもしれない。そうなれば、数字の上では世界一ということである。その瞬間、世界中でどういう評価が下されるのだろう。

かつて、王貞治がベーブ・ルースを超え、ハンク・アーロンのホームラン数を超えたとき、日本ではずいぶんと騒いだものだ。子供心に王貞治は世界一のホームランバッターだと思ったものであった。大リーグ中継などなかった頃、アメリカでどういう評価になっていたかなど知る由もなかった。いろいろというのは負け惜しみだろうという感じがしていた。とはいえ、球場の広さが違うといわれると、そうかもしれないと思わざるを得なかったし、甲子園にラッキーゾーンがあったことを考えれば、アメリカの言うことにも一理あると最近は感じるようになった。さらに、最近はボールの反発係数などと言われれば、やっぱり違う野球をやっているのかと思わないこともない。

一方、イチロー選手は球場の広さとは関係のない安打数である。これは日本だろうとアメリカだろうと内野の大きさは一緒だ。ピッチャーの質が違うという主張はあるだろうが、野茂や黒田などが活躍したことを考えれば、必ずしも日本の投手の質が低いとは言い切れない。まして、アメリカで月間安打数記録も年間安打数も記録を更新している。

とはいえ、アメリカ人にとってはアメリカで作られた記録をこそ記録だと思いたい気持ちはあるだろう。イチローの記録がすんなりと受け入れられないことは十分に予想できる。そうなると、仮にイチローがピート・ローズの記録を上回っても、彼らの評価としては「やっぱり安打数世界一はピート・ローズだよね」ということになるのではないか。

王貞治の世界記録の時、日本人の評価としては、やはり球場が狭いのだから同じ土俵では語れないのだというものであった。同じ土俵では語れないが、それでもすごいものはすごいということでいいではないかと。いくら彼らが世界一と認めなくても、日本人が世界一はイチローだと思っていればそれでいい。早くその瞬間を見てみたいものではある。

 

 

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