小池さんの着物は大丈夫だったかな―――――勝どき・豊洲・晴海から便利な月島矯正歯科
2016/08/23
オリンピック閉会式では、安倍総理とともに、次回開催都市である東京都の小池知事が出席して、五輪の旗を受け取った。日本人の女性を意識してだと思うが、着物姿である。ああいうところに出るからには、かなりいいものに違いない。
「さが美」という会社がユニーからどこかのファンドに売却されたという。そのニュースの中では、最近の着物離れのため売り上げが落ち込んでいてというようなことが書かれていた。今や、着物といえば成人式ぐらいしか需要がない。ところが、少子高齢化で次第に子供の数が減っている。成人式需要も当然減少せざるを得ない。
加えて、着物というものの特殊性である。一人では着られないものを誰が着るのか。成人式西手も結婚式にしても、朝早くから美容院を予約して、頭だけでなく着付けもしてもらう。頭と着付けで1万円以上はかかる。着物だけでも高いのに、着るのにお金がかかるものは着ない。その上ぬらしてはならないなどの制約があっては、着ようと思う人もだんだんいなくなるというものである。
ワイドショー的には、「あの時、小池知事が着ていた服はOO社のXXで、お値段はおいくらぐらいです」なんていう話になったりする。さすがにポリエステルの着物などは着ないだろうと思うから、着物がいくら、帯がいくらというものに違いない。着物業界としては、少しは話題になってほしいという期待はあるだろう。
それはそれとして、あれだけ雨がザーザー降るところで着た着物はどうなってしまったのだろう。ちょっとぬらしただけでも縮んでしまうというのが絹製品だという話を聞く。旗の受け渡しよりも、そっちのほうばかりが気になる小池都知事だった。
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