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大臼歯の近心傾斜の治療―――――中央区の月島矯正歯科

2016/10/14

下顎の大臼歯が近心に傾斜しているという症例をときどき見る。もっともよくあるのは第3大臼歯、すなわち親知らずだ。しかし、第1大臼歯でさえ傾斜していることがある。こういう症例が増えたのかどうかは不明だが、結構よくある症状だとは感じる。

第3大臼歯は抜歯したとしてもそれほど問題はない場合が多い。だが、第1大臼歯を抜歯するということになれば、その部分は入れ歯を入れる必要が生じる。インプラントにしましょうといわれることも多いだろう。後ろの歯があれば、ブリッジという手もあるが、何しろ傾斜しているというだけで抜かれるということになる。これを抜かずに利用するということになると、矯正治療ということになる。

実際にどちらが多いのかわからないが、抜歯されてしまうほうが多いのではないかという気はしている。それは、こういう歯を見るのが圧倒的に矯正科医ではないからだ。また、矯正治療というものに対して忌避したいという気持ちを持っている人が多いということもあるだろう。

とはいえ、自分の歯でかむということは素晴らしいことである。それは失ってみて初めて分かることでもある。歯を抜くという前に、残すということも考えてもらいたいものである。

 

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月島矯正歯科
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