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日本矯正歯科学会 徳島大会

2016/11/11

11月の8,9日は、徳島市で日本矯正歯科学会が行われた。そこに参加してきた。今回、嶋田先生が埋伏歯の治療についての発表をした。私もその共同演者として名前を連ねさせていただいた。

埋伏歯は、位置や萌出状況によってその治療の困難さが異なってくる。今回、位置という切り口では判断しなかったものの、萌出方向と歯根の発育状況で判断したものだ。一般的に考えれば、萌出方向の変位が大きいほど治療は難しいと考えられる。だが、実際には歯根の発育状況のほうが治療期間に影響を及ぼすというのが今回の発表である。

今まで埋伏歯に関する発表がそれほどなかったように思うのだが、今回は10題以上の発表があったように思う。それだけ埋伏歯に対しての関心が高いのだろうと思う。

来年も、埋伏歯の治療をすることになるのだろう。今回の発表から考えれば、早く治療をしたほうが早く終わるということである。とはいえ、小学生に開窓手術を受けてもらうのも、かわいそうだという気持ちもないではない。なかなか難しい選択を患者さんやご両親にしてもらうことになるようだ。

 

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