21世紀の戦争テクノロジー
2017/01/25
原題は、科学は戦争を終わらせることができるかというものである。
戦争は新しい技術により、その姿を常に変貌させてきた。新しい兵器の登場により、戦争のやり方が変わるということは歴史の示しているところである。新しい兵器とは科学の進歩と同義語である。科学者は、戦争の為に自らの研究が用いられることの危惧を感じつつ、しかしこれをやめることもしない。ロジャー・ベーコンは火薬の製法を暗号に変えて残し、レオナルド・ダ・ビンチは自らのアイディアノートを読みにくいように鏡文字で記した。
現在考えられている「未来の兵士」の姿は、エクソスケルトンをつけ、インターネットにアクセスできるコンタクトレンズを装着し、脳に埋め込んだアクセスポートを介して、自分の感知するものを集積センターで管理するというものであるらしい。すでに映画などで再現されているかもしれないが。
科学技術が戦争をとめられるのかという点では、筆者は明確に否定している。なぜなら、科学が戦争になり、戦争が科学になってしまったからだ。変わりに、戦争は「民主主義国」の間では起こりにくいという見解を述べている。それは、国民の理解や戦意高揚に時間がかかり、なおかつこれが奇襲攻撃のような突然起こる戦争を回避しているからだという。
結局のところ、科学は戦争を助長することはあって求めることはできない。これを止めるのは民主化という社会の進化だというなんとも当たり前のような結論になった。
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