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歯石を取ればポケットがなくなるというわけではない

2017/06/06

衛生士さん向けの雑誌を見ていたら、「歯石を取ればポケットがなくなるわけではない」というようなことが書いてあった。患者さんは、歯医者に行って歯石をとりさえすればポケットは雲散霧消し、歯周病にならないと考えているのだという。そうではないことをきちんと説明しなければならないということだ。

歯周病は日本人の国民病だという言い方がある。20代で歯周病の有病率が7割といわれ、60代では9割だという厚労省のデータがある。先日の国会で、山田宏氏が質問に立っていたが、歯周病の患者とそうでない人とでは医療費に大きな差があるという。言い換えれば、歯周病の患者さんはより多くのそれ以外の病気を持っているということである。

歯石の除去はもちろん歯周病治療に必要なものである。だが、そもそも歯石が付かないように日々の清掃が不可欠である。3ヶ月とか半年に一回程度行く歯医者の清掃や歯石除去のみでは、歯周病は防げるはずがない。

世界一の長寿国といわれるようになった日本である。しかし、最近では健康寿命ということが盛んに言われるようになってきた。健康な生活が営める年寄りになるにはどうすればいいかということである。それには、やはり歯が大切ということであろう。

 

 

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