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お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015

2017/08/08

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黄金の羽とは、制度上のゆがみから大きな利益が得られる事と定義している。2002年のサッカーワールドカップのチケット獲得の際、海外枠のチケットを買うことで好きなだけ見ることができたということをその例としてあげている。盲点ということである。

本書の主題は2つである。

1.家は買うな。

2.サラリーマンを辞めて会社を作れ。

金持ちになるためには、収入を増やして支出を減らし、手持ち資産をより高率で運用するということに尽きる。この中で、家を買うということは一見当然のことのように見えるが、株を買うのとどこも違わないのだという。むしろ、流動性が低い分だけ株よりもリスクが高く、しかも、ものであるからには買った瞬間から値下がりする。これを資産の運用という面で捉えれば、まったく無駄なことだという。

一方、収入と支出に関して、法人を設立して、その中で税金を最小限にするように設定しろという。税金をいかに払わないかが資産形成で大きな部分だ。法人を作っていれば、やりくりの仕方によって税金を減らすことが可能である。

現代の社会不安、不景気の最大の現況は税金であると喝破する。それは、所得税にとどまらず、社会保障費といわれる保険や年金の費用も含まれる。これを税金と捉えると、一般サラリーマンでは30%をこえる税金を払っていることになる。これでは景気はよくならない。つい最近、新聞のコラムでこれとまったく同じ主張を見た。「だから、法人減税でなくて、個人の所得税の減税をすべきだ」と結論付けていた。

われわれが何億何十億という金を手にすることはまずなかろう。仮にあったとしても、これを全うに使いこなすということはできまい。つまり、それほどの大金を手に入れる必要はないということだ。それより、サラリーマンをやめて自分の好きなように暮らすという方がずっと豊かである。だから、早く法人を作って自由人になれと締めくくっている。と同時に、ホームレスになって残飯をあさる怖さを知れとも言う。

金持ち本は、金を稼いだ人間しか書かない。そこにトリックがあるのだ。著者である橘玲も、やはり成功した金を稼いだ人であろう。この話がどこまでわれわれを豊かにしてくれるのかは、分からないということでもある。

 

 

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