ジンバブエという国
2017/11/21
ジンバブエのムガベ大統領が窮地に立たされている。軍による軟禁および辞任の要求がなされているという。すでに1週間程度たっていると思うが、
一向に辞任したという話が入ってこない。軍が甘いということか。
ジンバブエという国は18世紀中ごろにイギリスの植民地になったという。1960年以降のアフリカ独立運動の波によって1980年に共和国が成立したとある。以来、ムガベの独裁体制が続いてきた。
今回の事の発端は、副大統領の更迭およびムガベ夫人の副大統領就任に端を発しているように見える。フィリピンのマルコス、チェコのチャウシェスク夫人に匹敵するような浪費家であるように言われている。そんな人に政治を任せていいのかということなのだろう。
軍事クーデター自体はしばしば起こることである。タイはいまだに軍政が続いている。その割にタイという国自体が混乱しているという印象はない。同じクーデターでも、社会情勢によって影響力はまったく違うのだろう。
残念なことに、こういった政情が安定していない国では、無理やり政権が交代しても、結局出てくるのはまた同じような人であったりする。それは国のシステムが未成熟で、ほとんどのことが大統領の一存で決まってしまうということによるのだろう。その影では、多くの不正もはびこっているに違いない。
かつて、ヨーロッパに比肩しうる農業国だったという。それが、独立後の強制土地収用政策により大地主といわれる白人資本家が手を引いた。おかげで生産力は一気に落ち込み、ハイパーインフレになったという。
40年にわたるムガベ治世の間に国民は豊かになったか貧しくなったか。まだまだ混乱は続くのだろう。世界にはこういうところはたくさんありそうである。
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