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ライターの顔

2018/06/04

歯医者ではどういうわけか実習の際のインストラクターのことをライターと呼ぶ。ライトは助けるという意味で、つまりライターは助ける人だなどという話を聞いたことがあるが、いったい何語なのかもわからない。

歩いて歯医者に行けない義父の治療を訪問歯科の人にお願いすることになった。本日はクラウンのセットということで4人来た。義父の口に触っていたのは女性一人で、つまり彼女一人が歯医者で残りはただの人だったということになるようである。その彼女の顔に見覚えがあって聞いてみたところ13回生だという。やっぱり大学の後輩であった。

ところが、私のほうは覚えていても、先方は私のことなどまったくといった風情である。私が直接教えたわけではないので、名前もすぐには出てこなかったということはあるが、彼女のほうからはそれこそ「あんた誰」的な態度である。つまり、ライターの側は学生さんの顔を覚えているのに、学生さんは覚えていないということである。

よく考えてみれば、学生さんの顔写真というものは毎年とられて各医局におかれている。つまり、我々ライターは学生さんのことを勉強する機会があるということである。いっぽう、学生さんは自分のライター以外はあまり縁がないということでもある。

基礎実習で10人、ポリクリで10人×2ぐらいを担当した。1学年で30人程度の学生さんのライターをしたということにはなる。10年やれば300人だが、いったいそのうちの何人が私の顔を覚えているのだろう。

 

 

 

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