大勲位・大往生
2019/11/30
中曽根元総理がなくなった。
101歳というから、地元の市町村からお祝い金をもらったかもしれない。
家内の知り合いは今年100歳になったが、10万円しかもらえなかったという。
昔は100万円だったそうだ。
1982年から1987年まで総理大臣の重責を担ったとある。
ロッキード事件のころ、「巨悪は眠らせない」といった検事がいたそうだ。
その「巨悪」こそ中曽根氏であったという。
しかし、総理になったからか、その話はまったく聞かなくなった。
総理になってから、ロナルド・レーガンとのいわゆる「ロン・やす」関係の方がよく聞く言葉であった。
近年は「老害」の中心的存在として、小泉総理から引導を渡された人として名前をはせた。
だが、背も高くエネルギッシュであっただろうこの人の、戦前の活躍こそ実際に目にしてみたいところであった。
映画の主人公よろしく、満州の荒野を駆けていたのではないかと思うのである。