財布がない
2019/12/30
高校の将棋部の忘年会である。
年に1度、将棋界の話題を聞くのが楽しみである。
去年は、一番強いのは豊島と広瀬だったが、今年は豊島と渡辺になった。
若干の変更はあるようである。
楽しく散会した後、気が付いたら山手線の中ですでに1時近く、当然終電である。
はっとしてさがしてみれば、ズボンのポケットに入れたはずの財布がない。
これは取られたに違いないと思い、とりあえずクレジットカードだけは止めた。
忘年会のこの時期、私のように正体もなく寝ているおっさんから財布を奪うという話はよく聞く。
夜が明けてから交番に行って紛失届を提出し、そののちキャッシュカード2枚を停止した。
しかし、なんといっても免許証がなければ年末年始出かけるのに車の運転ができない。
運転試験場も3日までは正月休みである。
奥さん一人に頑張ってもらうしかないなと思って帰宅した。
すると、一緒に2軒目に行ったような気がしたN氏からメールが入っていた。
「なぜか今村さんの財布がカバンの中に入っていました。」