狡兎死、良狗亨

ご予約はこちら

ブログ

狡兎死、良狗亨

2020/01/08

アメリカの基地をイランが攻撃した。

ソレイマニ暗殺の報復である。

革命防衛隊はテロ組織と認定されており、この人はその司令官として多くのアメリカ兵を殺害したといわれる。

しかし、その一方で、イスラム国との戦いでは、劣勢に陥っていた対イスラム国側を助けたという。

今やイスラム国が壊滅したため、用済みになったという見方である。

共通の敵と当たるときは良かったが、その敵がいなくなった今、むしろ邪魔でしかないということであろう。

本能寺の変の際、徳川家康は堺に滞在していたという。

嘘か本当かわからないが、この時に信長は穴山梅雪を使ってひそかに家康を暗殺しようとたくらんでいたのだという話がある。

東国最大の脅威であった武田氏を滅ぼした後、その抑えとして置いてあった徳川はむしろ邪魔であったという考えかただ。

それを察知したからこそ逆に信長を暗殺したのだし、梅雪は「土民に」殺されたというものである。

もしもそうだとすれば、韓信が劉邦を倒したということになり、別の漢ができていたことになる。

中東の混乱は世界中のだれもが望まないものである。

アメリカ側に人的被害がなかったのであれば、事前に通報があったと考えるのが妥当なところだ。

右手で殴り合うふりをして左手で握手をする。

実際はそうなってほしいものである。