歯医者こそ最も危険な職業になった

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歯医者こそ最も危険な職業になった

2020/04/21

コロナウィルスは唾液中に出てくると言われている。

唾液検査をすれば鼻粘膜からとる必要がなくなるではないかという話になる。

実際、唾液を採取する検査が始まったというニュースもある。

一方、だからこそ飛沫感染をするのであり、その唾液に最も接するのが我々歯科医である。

少し前に、歯医者のタービンで10メートル四方に水が飛び散るという話があった。

この話を聞いて、歯医者に行くとコロナウィルスに感染すると思った方も多いようである。

ウィルス保有者がいれば、周囲10メートル四方にいる人にウィルスが飛ぶということである。

つまり、ウィルスに接するのは患者さんというよりは歯科医師およびスタッフということになる。

昨日のテレビで、自宅待機になって暇になったから歯医者に来たという話が出ていた。

そんな人が来れば、それこそ10メートル四方にウィルスをまき散らすことになるだろう。

一般的には2メートルがソーシャルディスタンスと言われる。

発熱外来にくる患者さんがどう頑張っても10メートル四方にウィルスをまくことは不可能だろう。

そう考えると、歯医者こそこのウィルスに最も危険な職業であるようだ。