レナウン
2020/05/16
あのレナウンがつぶれた。
一時は世界のトップクラスのアパレルメーカーだったといわれる。
レナウン娘のコマーシャルがよく取り上げられるが、いったいいつ頃のものだったか。
創業は1902年というから100年企業である。
昨日の新聞に、100年企業を中心に作ったファンドというのが出ていた。
100年を生き延びてきた会社は強いというのがそのファンドの説明である。
しかし、その記事を見た日にレナウンがつぶれたというのは、何か納得できない気持ちである。
ユニクロの台頭で、こういった老舗アパレルメーカーは食われたように思える。
中国企業の傘下で再建を目指していたが、その親会社からの債権回収が不能になったことが直接の破綻原因であるという。
「企業O十年説」などということを耳にすることがある。
どんな会社でも時代とともに世間にそぐわなくなるなどによって、衰退してくるというもののようだ。
衰退すれば、吸収合併されるところも出てこようし、いずれはこのようにつぶれるところも出てくるのだろう。
日本の会社はそのような淘汰があまりに少ないという声がある。
その意味で言えば、今回の経営破綻は日本にとってはむしろ好ましい結果ということになるのだろうか。