グラブを投げなかった大野雄大
2020/07/03
コロナのおかげで延期されていたプロ野球がやっと開幕した。
今年も多くのドラマが生まれるだろう。
巨人と中日の試合である。
巨人1点リードで、ビシエドがやってくれた。
単純な内野フライを取れなかった。
中日の内野手のミスと言えば、なんといっても「宇野ヘディング事件」である。
星野仙一が投げた試合で、山本功児の打球を宇野勝が補給し損ねた。
とれなかったというエラーならよくあるが、なんと頭に当てたのである。
その時の星野の姿が今でも瞼に残る。
頭にボールを当てて頭を抱える宇野の一方、頭にきて思わずマウンドにグラブをたたきつけたのである。
「このバカ野郎」という言葉が聞こえてきそうだった。
きょう大野投手が何か言ったかどうか。
だが、グラブは投げなかった。
野球にはこういうドラマが数多くある。