口腔内細菌を食べたらいけないか

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口腔内細菌はうんこなみ?

2020/07/04

口の中の細菌の量はうんこなみだという話がある。

私たちはうんこを毎日食べているのかと思うと、どれだけ歯磨きをしても気が済まないという人も出てくるかもしれない。

うんこなんかを食べた日にはおなかを壊すことは間違いない。

だが、どれだけ歯磨きをしない人でも口腔内細菌でおなかを壊したということはない。

うんこと同じ細菌の量と言っても、歯垢1グラムとうんこ1グラムを比べたらというぐらいのことだろう。

歯垢が100グラムもたまるなどということはない。

さらに、胃に入ったものは胃酸によって殺菌される。

言い方を換えれば、口腔内細菌は食物とともに胃に運ばれることで口腔内が保たれているということである。

とはいえ、誤嚥性肺炎を筆頭に、口腔内細菌による全身的な疾患が言われる。

これからも口腔内細菌が原因だったという疾患も発見されるだろう。

口の中にうんこがあるわけではないが、口はいつもきれいにしておいた方がいいということである。