ポジティブなことを考えないといい結果が出ない
2020/08/17
科学者は迷信を信じるものである。
私の恩師のS教授も、論文を投稿するのはいつも大安と決めていた。
コロナウィルスを研究する医科研の先生も、ポジティブな結果が出ると思わなければ、いい結果は出ないのだといった。
そこの教授の考え方かもしれない。
日本には「言霊思想」というものがあって、いったん口にしてしまったことは現実化するというものがある。
したがって、実験がうまくいかないのではないかと言った瞬間にその実験はうまくいかなくなると考える。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本と同じ理屈だろう。
相当前だが、巨人の柴田勲がコーチとして試合に出ていたが、いつもへらへらしていると酷評された。
彼にしてみれば、どのような悪い結果であってもそれに対して笑顔でポジティブに迎えるという姿勢だったという。
残念ながら、負けが込んでいるときだっただけに、評価する声はなかった。
医科研の先生は、アメリカに長かったためにこのような考え方が身についたのではないかと想像する。
そのポジティブな実験の成果が世界を救ってくれる日が一刻でも早く来てほしいと願うものである。