外人は3回

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外人は3回

2020/10/04

「トランプ大統領は、飛行機に乗り込む際、健全さをアピールするように、3回タラップをたたきました。」というニュースがあった。

その後、一時酸素吸引をしたとか、様々なことが言われている。

世界中がその一挙手一投足を固唾をのんで見守っているというところだろうか。

ところで彼は3回たたいたという。

お焼香を見ていると、2回の人もいれば3回の人もいて、でも2回の人の方が多いような気がする。

日本人は、どちらかと言えば同じ行為をするとき、2回繰り返すということの方が多い気がする。

例えば握手。

日本人はググっと2回やれば気心が通じたような気がする。

しかし、国際的な場を見ると、例えば日中国交正常化の時などは、周恩来と田中角栄は3回大きく握手をした記憶がある。

日本でも、相撲の手刀は3回だし、三三七拍子も三が基本だし、大体3大何とかが大好きだ。

ただ、動作の場合は3より2を好むようで、柏手も2回しか打たないような気がする。

欧米人が3好きで、日本人が2が好きということが例えば狩猟民族と農耕民族の違いと言えるか。

盆踊りに代表される収穫祭のようなときの音楽を2拍子で行うのか。

一方、大きな獲物を取ってきたときに彼らは3拍子の歌を歌うのか。

よくはしらない。

ただ、私がトランプと同じように飛行機に乗ろうとするとき、きっと3回たたくのは多すぎると思うだろう。

お焼香と同じように。