今年の成人式は

1月15日ではなくなったが、この時期は成人式が各地で行われていろいろと話題を提供してくれる。

今年の成人式は、中止が相次いでいるという。

3年前には、「晴れの日」という着物レンタル会社が倒産して社会問題になった。

そうでなくとも、例年馬鹿者が騒いで会をぶち壊すことが恒例化している。

そのほとんどが田舎の方の成人式であるように思う。

どうしていつもこういうことが田舎の方で起こるのかと思うが、ある意味人と人とのつながりが田舎の方が強いということかもしれない。

成人式は一つの産業で、その経済波及効果は大きいように感じる。

成人式がなくなれば、おそらく着物業界はほとんどが倒産するだろう。

また、着付けや美容院、写真屋なども、この時期の売り上げがかなりのウェイトを占めていそうである。

これらの業種は居酒屋同様、今年の売り上げはかなり減ったのではないかと思う。

成人式というものは、彼ら彼女らが一生のうちで一番美しく輝く時だろう。

出口治明が述べていた。

誰もいったことのないところに行って、だれもしたことのないことをやれ。

今年は気の毒だった人たちが多いかもしれないが、みんなその輝きを忘れないで幸せになってほしいと願うものである。