三日とろろおいしゅうございました

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三日とろろおいしゅうございました

2021/03/31

なぜか午前中に「三日とろろおいしゅうございました」という言葉が頭の中で駆け巡っていた。

なぜこの言葉が出てきたのかわからないが、何しろ私が大好きなとろろである。

とろろが体につくとかゆくなるため、大嫌いだという人は多い。

家内の知人も同様で、この人は「とろろを食べると死ぬ」とまで言っていた。

三日とろろとは、正月に実家に帰ったときにお姉さんが三日に作ってくれたとろろということである。

円谷幸吉である。

練習に明け暮れていた彼はめったに実家に帰ることはなかったのだろう。

この言葉は、彼が最後に食べたものがとろろだったようにも聞こえる。

もしそうだったとしたら、それは最後にいいものを召し上がりましたねと言いたい。

私も死ぬ前に最後にいただくものがとろろであれば、それはそれで幸福な最期と言えるだろう。

あとから読んだきょうの新聞に同じ言葉が出ていたのを見て驚いた。