花は咲いてこそ花だ
2021/04/03
桜の花が咲くと、まるで堰を切ったかのように次々と花が咲く。
オオムラサキや海棠、そのほかこれは何だという花まで、世の中にこれほどの種類があったかと思うほどだ。
毎年咲いているのを見ているはずだが、ここにこんな花があったのかという花にも気が付く。
街路樹のプラタナスの下に別の木が植えてある。
今までそんなものがあることを全く知らなかったわけではないが、花が咲いている。
サンゴ樹やイチョウのように見るような花が咲かない木だろうと思っていた。
そういう植物ではなくても、花が咲いて初めて存在を知るものは多い。
隣のお宅はこんな木が植えてあったのかと思う。
ゆっくりと街を歩くとそういう小さな発見に心躍ることがある。
車に乗っていては知りえない楽しみである。