梅雨の雨に濡れたさつき
2021/05/17
まだ梅雨入り宣言はないようだが、5月半ばの梅雨と言われて、なんだか至極しっくりくるところがある。
それが、あめがしたしるさつきかな、である。
サツキの花が梅雨に濡れているという映像は、よく見るような気がするが実際にはあまりない。
サツキの花が5月中に散ってしまうのに、梅雨は6月に入らないと始まらないからだ。
今日道を歩いているとまさにそういう光景であった。
明智光秀がこの句を詠んだといわれるのは5月20日過ぎという。
新暦で言えば7月に入っていることからすれば、サツキは咲いてはいまい。
梅雨と言えばなんといってもアジサイである。
しかし、雨がしたしるアジサイかなではどうもゴロが悪い。
やっぱり、時期的に合わなくとも、サツキでなければならなかったのだろう。