ええー、大学ってレントゲン代だけで35万も取るのか
2021/06/10
ある人の話を聞いて驚いた。
大学病院では、試料を採取するために初診時15万、終了時10万、保定終了時に10万の金額がかかるのだそうだ。
合計すると、資料を採るだけで35万だ。
資料を採るといったとき、セファロとパントモ、それに模型というのが従来の一般的なものだった。
最近はそこにCTが入るうえ、場合によってはMRIが入ることもあるようだ。
セファロにしろパントモにしろ、頭蓋顔面を平面としてしかとらえられない。
立体を立体としてとらえる必要があるという考え方である。
資料はたくさんあればあるほどいいことは確かである。
1つしかとらないより10撮ったらわかってくることはあるかもしれない。
また、大学病院というところは、患者さんの資料を集めて、学会報告をする。
そのためにはこういった資料をよりたくさんとる必要が生じる。
レントゲンにしろ模型にしろコストがかかるため、その分を患者さんに負担させるということである。
昔も同じようなタイミングで資料はとっていたが、料金の請求はしなかった。
それを改めて、かかる分のお金をいただくようにしただけ、ともいえる。
もっとも、うちの大学のホームページを見たが、資料採得に35万かかりますと書いてあるのを発見できなかった。
書かれていたのは、「OOを用いた治療はXX円から」という数字だけである。
寿司屋の「時価」みたいにみえなくもない。
毎回の処置料と合わせると、治療終了までで一体いくらかかるのだろうか。