赤・白・黄色
2022/02/14
どの花見てもきれいだなのチューリップを買った。
赤だけど。
なんだか、チューリップという花は、子供向けの花のような気がして、購買意欲がわかなかった。
陳腐ということになるだろうか。
もう一つには、花が終わってしまえば終了なので、1週間程度しか飾れない。
そのチューリップはオランダの花というイメージがある。
しかし、実際にはイランとかトルコあたりが原産地となっている。
ヨーロッパに入ったときに、その悪魔的な美しさに心を奪われたという。
そのせいか、17世紀ヨーロッパではいわゆる「チューリップバブル」というものが起こった。
魅惑的な花に幻惑された人々が、こぞって買ったようである。
史上初のバブルとして記録されている。
球根1個が5ヘクタールの土地と同じ値段にまでなったと出ている。
その花は赤と白の絞りだったようだ。
しかし、バブルはいつまでも続くものではない。
ある日子供が球根で遊んでいる姿を見た人がその異常さに気が付いたという話もある。
1個の花としては、立派な部類に入るだろう。
確かに魅力的である。
ゴールデンウィークには、富山でチューリップフェアが行われると出ている。
400年以上前のバブルのことなど、当のチューリップは何も知らない。
そんなものは知らなくても、きれいな花は咲かせてくれているのである。