マンションの床
2022/02/20
昔のマンションには、たいてい一部屋ぐらい畳の部屋があったものである。
それがいつからなくなったのかわからないが、うちのマンションには当然もともとない。
かわりに、フローリングかカーペットの床である。
カーペット地の床は、昔は高級感があったのだが、今や安く作る技術のおかげで、ちっともありがたくなくなった。
そのおかげで、体育館のような床が広く普及してきている。
私のようなものからすれば、あのような板敷きの床は寒いばかりではないかと思う。
床暖房が広く使われるようになったおかげで、板敷きの床が寒いものとはだれも思わないようである。
さらに、家内に言わせれば、カーペット地の床は掃除がしにくくゴミが気になるという。
確かに、雑巾でごしごし拭くというわけにもいかず、掃除機で吸う程度しかできない。
「ダイソンで吸うとこんなに汚れてるのよ」なんて嬉しそうに教えてくれる。
そんなわけで張り替えることにしたのだが、あっという間にフローリングの部屋が出来上がってしまった。
足元が寒い部屋が出来上がったわけである。
ここにカーペットを敷くのでは、何のためのフローリングなのかわからないが。