北京オリンピックも終わったな

東京に続いて半年の北京オリンピックも終わったな。

4年に1回ずつの夏と冬のオリンピックが、半年の間に行われたというタイミング。

たぶん、またこの間隔でやろうという話にはならないと思うが、悪くはなかったような気もする。

やはり、オリンピックは4年に1回のものだからだ。

サッカーのワールドカップを2年おきにしようという思惑があるが、ありがたみがなくなる。

オリンピックを夏冬合わせてやってしまうというのは、それはそれでいいような気もする。

もっとも、それ以前に開催地の選考では、様々な問題をはらんでいる。

我々の知らないところで巨額な金が動いているのだろう。

だから、誰かが言ったような開催地を固定するということなど決してできない相談ではないか。

もしもそういうことが議題に上ったとすれば、最も反対するのはIOCだろう。

裏金が入ってこなくなるうえ、お土産付きの世界旅行ができなくなってしまうからだ。

1964と1970の日本開催オリンピックの時には、裏ではどんなことがなされていたのかについてあまり聞こえてこない。

あの当時には今回のようなことがなかったのであれば、IOC が変質したということになる。

ただ、あの当時は半占領下の日本であり、どこまで本当のことが知られているのかがよくわからない。

まったく違う話ではあるが、冬のオリンピックができる都市がなくなりつつある。

次回のイタリアでさえ、スケートとスキーは別の都市で行われるようである。

都市系スポーツであるスケートと、山の中でしかできないスキーとを同じ都市で行うという発想自体無理がある。

そこに加えて、地球温暖化で自然に雪が降らなくなれば、札幌以外ではできないという話にも信ぴょう性が高まる。

100年後には、冬のオリンピックなどできなくなっているかもしれない。

そうでなくとも、アフリカや中南米といった国からの参加はほとんどない。

雪や氷なんて見たことがないという国も多そうである。

そんなことを考えながらの今日の閉会式だった。