歯科医師国家試験の発表
2022/03/16
本日の2時に国家試験の合格発表があった。
この10年ほどは、歯科医師は2000人に抑えるように決められている。
その中で、各大学がしのぎを削る形になっている。
とはいえ、入学時の偏差値で学生のレベルは決まってしまうので、あとはやりくりである。
例年のことだが、トップは東京歯科大学である。
単純に新卒学生の合格率で見ると、松本歯科(95.4)、大阪歯科(92.0)なんていう数字がある。
しかし、こういう大学も出願者レベルで計算すれば、50,72ということになる。
せっかく6年生にまでなったけれども、卒業試験で落とされて国試を受けさせてもらえなかった人が多いということだ。
福岡歯科大学なんてところは、出願者数105人で合格者が47人なので、45%である。
半分も歯医者になれないという計算になる。
ちなみに、国立大学はほとんどそういうことをしないため、出願者と受験者の数がほとんど同じである。
そういう国立大学の合格率はおおむね8割以上である。
さすがにもともとの成績のいい学生が多いということだろう。
この30年ほど、歯科医師過剰ということで国家試験は資格試験から順位を争う試験に変わった。
このさき、2000人が1500人、あるいは1000人に減るという時期が来るかもしれない。
歯医者って、世の中にいらないものになってきてしまったなあ。