子供は上に行くものだ
2022/04/30
山梨県道志村で行方不明になったお子さんではないかという骨が見つかった。
行方不明になったキャンプ場から数百メートルのところだという。
映像を見ると、だいぶ山の中のように見える。
行方不明者を発見するボランティアの尾畠春夫さんが、子供は上に行くもんだと言っていたのを思い出す。
雨風で遺体が次第に下に降りてきたと考えれば、もっと上にいたということになるのだろう。
もちろん、いまだにこの骨が不明のお子さんのものであると証明されたわけではない。
私がご両親の立場でも、その骨は別人のものであると信じたいだろう。
しかし、その一方で骨のひとかけらでも出てきてほしいと思う気持ちもある。
知床の沈没船の乗客でいまだに不明の人たちもいる。
不明の家族を待つ方のお気持ちはいかばかりか。
山梨のお子さんがひょっこり現れることを祈るばかりである。