国民皆歯科検診
2022/05/31
今日のニュースで、国民皆歯科検診という言葉を聞いた。
現在はどの程度の割合なのかはわからないが、検診など受けていないという人がほとんどではないだろうか。
実際、私もいわゆる健康診断に行ったことはあっても、歯科検診は学校以来行っていない。
歯科検診を受けている人の割合は、1割もいないだろう。
それを行うことになれば、歯科医院に行く人が倍増することは確かである。
減ってきているとはいえ、現在でも齲蝕と歯周病で歯を失う人は多い。
それで歯を失わずとも、若い時と同じように食べることができなくなることはまちがいない。
検診を行うことによって、そういう人が減ることは十分に期待できるし、またそうあるべきである。
若い時と同じようにものが噛めない、食べられないということは、食生活にも変化をきたす。
肥満や偏食に陥りやすい。
ひいては健康寿命を短くする遠因となるだろう。
治療から予防へという方針は、我々が学生のころから言われていた。
もし、本当に国民皆歯科検診ともなれば、そこに一歩も二歩も前進することになるだろう。
ぜひ一人でも多くの人が歯科検診を受けるようになってもらいたいものである。