日本一よく噛むのは福岡県?
2022/08/29
今朝のテレビで、県別の咀嚼回数というのが出ていた。
夕食で一口ごとの咀嚼回数という話である。
それによれば、福岡県が23回でトップということである。
「噛む」ということは、生き物としての人間の本来備わっている能力である。
とはいいながら、この能力は、時代とともに退化し続けているといわれる。
太古、我々から見れば到底食べ物とは認定できないような木の根っこなどを食べていた。
そういう人たちの咀嚼回数、あるいは咀嚼能力は我々の計り知れないものがある。
戦前と比べてさえ半分程度といわれるから、いずれ消化器は退化せざるを得ないと考える人もいる。
福岡県がトップといわれると、では九州全域がそうなのだろうか。
確かに長崎県も上位に入る。
しかし、その一方2位には神奈川県が入っているから、情勢は混とんとしている。
都会の人は柔らかいものを食べ、田舎の人は固いものを食べる、とも言えないということである。
もっとも、この調査がどのように行われたかわからないが、そもそも都会の人しか対象にしていないのではないか。
福岡県の人といっても、博多に住む人は集めやすい。
一方、福岡県の各市町村から等分に集めるのでは、調査の効率は悪い。
大都市に住んでいる人が等しく咀嚼回数の少ないものを食べているとは限らない。
それでも、お店の違いで食べ物の違いが生じるということはあるだろう。
そういうことは置いておいても、福岡県が最もよく噛むってどういう理由だろう。
番組では、細かい物を加えると噛む回数が増えるといっている。
となると、福岡県の人たちは、どんな食べ物にもゴマみたいなものを振りかけているのか。
そういえば、博多で「ゴマサバ」ってものをいただいた。
福岡の人の咀嚼回数が多いのはこれを食べるからか。
じゃあ、2位の神奈川はなんだ。
う~ん、横須賀カレーかな。