エリザベス女王の国葬

全世界で40億の人が見るであろうといわれた葬儀の映像。

日本人の私から見ると、ずいぶんと華やかに見えた。

そこには民族性もあるだろうし、宗教的な違いもあるのだろう。

日本の葬儀では、教会で行われるものでも白が基調のような気がする。

実際、私の父の時も白い花が多く飾られていた。

今回の葬儀では様々な色の花が飾られていた。

とくに、墓碑銘と思われるプレートの周りには赤い花が無数にちりばめられていた。

日本人としては60余年の間天皇としていらした昭和天皇と比較をしてしまう。

比較をしてしまうのだが、いかんせん30年以上前のことである。

その状況をあまり思い出せない。

ただ、日本のおじいちゃんがなくなったというとらえられ方はあった。

私が死んだ後に、私の葬式のことなど覚えているものはまずおるまい。

去る者は日日に疎しというが、こうやって人は忘れられていくのだろう。

いくら私が忘れても、昭和天皇もエリザベス女王も世界史から消えることはないが。