箱根駅伝も終わった

箱根駅伝も、駒澤大学の学生3冠で終わった。

ほかに見るものがないということもあるが、2日、3日の午前中はほとんどずっと見ていた。

見ていたというより、この30年ぐらいそういう正月である。

でも、子供のころはそんなものは見ていなかった。

なんでだろうと思えば、テレビで中継していなかったからではないか。

そう思って調べてみれば、これがテレビで放送されるようになったのは1979年からと出ている。

しかし、今のように全国中継されるようになったのは1987年からという。

その際、テレビ東京から日本テレビにテレビ局まで移ったそうだ。

なるほど、これをしっかり見るようになったのが1990年ごろであるというところに符合する。

あまり知られていないが、東大も出たことがあるという。

第60回というから今から39年前である。

テレビ放送はしていたけれども、まだ日テレになる前ということになる。

それほど注目されていなかったということだろう。

マラソンではビリの選手までくまなく映してくれるというサービスはしてくれない。

ところが、ビリはビリでもちゃんと映してくれる。

聞いたこともない大学が全国的に名を売る場としてはうってつけだったということである。

おかげで、箱根駅伝でしか聞かない大学がいくつも出てきた。

大学の努力というべきだろう。

そして、「東京じゃないのに東京」というところがたくさんあることも知る。

千葉なのに、「東京ディズニーランド」があるのだから当たり前だろうといいそうだ。

毎年、同じことを考えながら箱根駅伝は終わり、正月も終わるのである。