名人
2023/06/02
藤井聡太さんが名人位を獲得したという。
実に40年ぶりに史上最年少を更新したという。
そして、これで叡王、棋王、棋聖、竜王、王将、王位と合わせて7冠である。
羽生善治が7冠を獲得したのが、1996年2月とあるから、それから27年である。
もちろん、叡王戦が加わったおかげで今は全部で8冠である。
ではあるが、7冠は7冠である。
残るは王座一つで、現在は永瀬拓矢が持っている。
これも、勝ち上がればことしか来年にでも取りそうである。
そうなると、史上初の8冠ということになる。
なんでこんなに強いのかといわれる。
たぶん、本人にもわからないだろう。
わからないが、いつかは彼も抜かれる日が来るはずだ。
それまでに27年かかるとすれば、果たしてそれを目にすることはできるのか。
新しい才能は次から次へと出てこよう。
そうでなければ将棋界は終わるだろう。
27年後だとすれば、まだ生まれていない人ということになるだろうか。
羽生がそうであったように、藤井聡太が無冠になる日というものがいつか来るのだろう。
それはそれで寂しさを感じることもきっと確かだろう。