梅の実の収穫

実家の梅が今年も実をつけた。

たわわに実っているというほどたくさんあるわけではないが、2，3キロにはなりそうである。

昨年の秋にずいぶんと枝を切ったおかげで、今年の実は少ない。

それほど梅の実が生るのを楽しみに待っているというわけでもないので、まあどちらでもいい。

だいたい、酸っぱい。

酸っぱいから砂糖をたくさん入れて梅酒や梅ジュースにするわけで、砂糖なしには無理だろう。

砂糖なしに食べるのが梅干しだが、最近ではハチミツ入りという商品が増えてきた。

減塩しても腐りにくく、味がまろやかになるからというのがうたい文句である。

確かに、通常の梅干しに比べると顔が曲がるほどの酸っぱさはない。

まあ、そういうことはあるけれども、収穫するというのは楽しいものだ。

高木ではなくとも踏み台には上る必要はある。

手の届くところはちぎり、少し高いところは棒でたたいて落とす。

これをレジ袋に入れると、まもなくずっしりとしたものになった。

とるのは楽しいのだが、果たしてこれをどうするか。

昨年のように梅ジャムにするのが手っ取り早いが。

せめて腐らないうちに何とかしよう。