ちょっとだけ見える隅田川花火

久しぶりの隅田川花火だそうだ。

4年間、コロナのおかげでお休みを余儀なくされていた。

この辺りは東京湾花火が毎年開催されるので、花火に事欠くことはなかった。

ところが、オリンピックのあおりをうけて、東京湾花火がなくなった。

どのみち、コロナでやらなかったのだが、今後もないと思うとさびしい。

そうなると、墨田川が最も近い花火ということになろうか。

その隅田川花火がきょう開催されている。

月島からはよく見えていたのだが、近年のタワーマンションの林立によってほとんど見えなくなった。

4年ぶりの花火というのに、マンションとマンションの間からちょっと見えるだけである。

智恵子ではないが、東京には空がないのだ。

ちょっとだけ見える花火は、むしろ想像を掻き立てるものでもある。

あれを見たいからといって、リバーシティーに移り住みたいと思う人も出てきそうである。

花火一つでマンションの価格に差が出てくるということもありそうである。

花火が全部見えるマンションは、人がいつも来てそれはそれでうっとおしいかもしれない。

ちょっと見えるぐらいの方がいいのかもね。