ラグビーはウクライナ戦争に似ている
2023/08/10
ラグビーのワールドカップが間もなく開催される。
その準備として強豪国と試合をしてきた。
ここ2大会ほど、日本チームの活躍は目覚ましい。
今回も何とか予選リーグを突破してほしいものである。
じゃあ、ラグビーの試合だ。
何をやってるかわからなくて、人が集まってごちゃごちゃしているだけじゃないかという声もある。
もちろん、ボールを取り合って両チーム一歩も引かないというスクラムを組んでいるのである。
そして、そこから飛び出したボールを、相手の防御ラインの穴を見つけて相手陣に向かう。
その穴を見つけるためにスクラムを組んでいるのであり、ボールをサイドに振っているのである。
もちろん、スクラムから簡単にこちらの思うようにボールを動かせるわけでもない。
むしろ、スクラムは一進一退といえるのだろうと思う。
でも、これって、今のウクライナ戦争そのものじゃないか。
ロシア軍は3段の防御陣地を敷いてウクライナ軍の突進を防ごうとしている。
塹壕、地雷原、竜の歯と呼ばれる防御物である。
この防御ラインの手薄なところを探して突破しようとしているのがウクライナ軍である。
もちろん、両者殆どがっぷりと組み合った状態で一進一退しているといわれる。
スクラムの状態である。
もちろん戦争はスポーツではないのだから、戦力の不公平、反則の放置などはある。
ではあっても、もてる戦力を最大限に投入して押し合っている。
スポーツと違って、ぶつかり合っている最前線では多数の死傷者が出ている。
スポーツは両軍が「勝ちたい」というモチベーションのもとに戦う。
戦争も当然そうだろう。
だが、国を滅ぼされそうになっているところと、隣の土地をちょっともらえばいいんじゃないかというところではだいぶ違いそうだ。
戦力で劣るチームが勝つには、奇襲作戦と昔は決まっていたが、情報が行き届いた近代戦ではどうか。
あとは監督の采配次第ということになるのがスポーツというものだと思うのだが。