死ぬときに出てくる顔

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死ぬときに出てくる顔

2023/08/23

人は、自らが死ぬときには、その人生が走馬灯のように流れて見えるといわれる。

ただ、それは生き返った人が言っているだけで、本当に死んだ人が何を見ているのかはわからない。

コロナで高熱を発した友人の話である。

唐突に、女の子の顔が浮かんできたそうだ。

ただしそれが誰ということを即座に判断できない。

それはそうだろう、高熱で浮かされてるのだから。

正気に戻ってから必死に考えて、あの子だっていうことに思い至ったという話である。

高熱を発したことで、それまで頭のどこかの引き出しにしまい込まれていたものが出てきたのかもしれない。

そこで考える。

私が同じ状況になったときに、いったい誰の顔が浮かんでくるのか。

友人の話からすれば、名前も顔も思い出せないような、もしかしたらそれは男かもしれない。

しかし、もしも生き返れなければ、それが誰だったかもわからないまま死ぬことになる。

友人の夢の彼女は昔のままだったという。

そりゃ、今の本人が出てきても、絶対にわからないが、今の状態を知らないのだからそんなものが出てきようがない。

極楽では、その人の一番美しいでずっといるという。

確かに、そんな人に会いたいし、自分もそうでありたい。

私の一番美しいときはいつだったんだろうな。

そして、私が死ぬときに出てくるのは誰なんだろう。

見てみたい気もするが、見たら死ぬんだな。