花まつり
2024/04/08
4月8日は花まつりといわれる日だ、というと皆さんきょとんとする。
花まつりなんてものを知っているのは、だいぶ年配の方とか、俳句をやるような方だろう。
花まつりあるいは灌仏会というのはお釈迦様の誕生日で、それが4月8日ということになっている。
天上天下唯我独尊である。
お釈迦様の子供時代を模した仏さまに、甘茶をかけるのである。
というようなことを毎年書いてるような気がするが、お釈迦様の誕生日は、キリストに比べると影が薄い。
イスラム教の教祖のマホメットの生まれた日は、わが国ではほとんど知られていないが、多くのイスラム国では祝日になって祝っているそうである。
一方、お釈迦様の誕生に合わせて休むのかというと、少なくとも日本でそんなことはしないし、海外でも聞かない。
それもあって、あまり花まつりという日が浸透しないというかなじみがないのだろう。
花まつりというからには、花は桜なのだろうと思うが、この時期は種々様々な花が咲き乱れているので、特にどれという必要はないのかもしれない。
「甘茶」という飲み物は、甘いお茶のようなものなのだが、これはあまちゃづるからとっているもの、と私は理解している。
そんな植物からいちいち作っていたのでは非効率的なので、実は全く違うのかもしれないが、よく知らない。
まあ、いろんなことは言っても、春になって暖かくなり、花も咲き、甘いお茶をいただく。
春は楽しいということでいいのではないだろうか。