いざというときはなかなか来ない
2024/09/08
洋服など、何かの時に身に着けようと思っているうちにその機を逸して、いざその時と思ったら古臭くなっていた・・・・・・そう書いている人がいた。
そういえばそんなことはよくあるな。
根が貧乏性なので、新しいものにそでを通すことに大変なためらいがある。
一度も着た覚えがないけど、今はないジャケットなんてものがある。
古着屋に出すほどの物じゃなかったから、単純に捨てたかバザーに出したかしたのであろう。
それよりも、子供のころ、お誕生日プレゼントでちょっといい靴をもらった。
すると、なんだかもったいなくてなかなかはけない。
特に、こんなものを学校にはいていくなんてことは思いもよらない。
というわけで、ずっと下駄箱の中に置いてあった。
おいてはあったけれども、子供心に「いいもの」に対する思いは多少はある。
ある日、何かの折にはいてみた。
当然であるが、きつい。
もらってからずいぶん経つのだから、足も成長する。
あわてて毎日履くことにした。
窮屈な靴を履くのだから足が痛い。
おかげで足の成長が少し悪くなったのではないかと思った。
新聞のコラムに書いてあった。
いざっていうのはなかなか来ないものだ。
わたしにとって、いざというときは足が痛いものだった。