三笠宮妃

三笠宮妃百合子様が亡くなったと速報が流れた。

だいぶ前から容体は良くなかったようだし、101歳という高齢でもある。

今朝の新聞のコラムにも夫婦二人での1世紀にわたる思い出話は尽きないだろうと締めくくってあった。

三笠宮は昭和天皇の弟で、男子を3人設けたが、男孫には恵まれなかったようである。

ともに100歳まで生きると、自分より子供や孫の方が先に行くという不幸に見舞われる。

男子3人はすでに先立っている。

長生きするというのは、こういうことでもある。

戦争末期、三笠宮を擁立してクーデターを起こそうとした一部将校がいたといわれる。

本人にもある程度その気はあったと書いている人もいたが、実現はしなかった。

みんな、今はなき昭和という時代の話である。

若い人からすれば、明治維新と大差ない話なのかもしれない。

それほどこのご夫婦はながく生きてきたということになるのだろう。