10月に入ってノーベル賞の予想記事が載るようになったと思ったら、昨日日本の先生がノーベル賞をとりましたというニュースが流れた。抗生物質を発見して、熱帯地方の病気治療に貢献したという功績である。北里大学の大村教授という人で、今朝はそのニュースで持ちきりだった。

ノーベル賞候補という人は各国でたくさんいる。日本でも、おそらく100人や200人は出てくるだろう。わたしが大学院でご迷惑をおかけした須田立雄先生もその中に名前が入っていた。もっと古くは、薬理学の教授だった岡田正弘先生という方もいた。

ノーベル賞は、ある意味耐久レースというところがある。どれだけ立派な業績を上げても、同じように立派な業績をあげた人がたくさんいるからには、どうしてもなかなかまわってくるものではない。業績が立派であることもさることながら、長生きできなければ取れないということになる。その点、大村先生はクロスカントリーをやっていたとか、ゴルフはハンディ5という腕前などから考えても、体力も人並み以上なのだろう。

医学生理学賞では、本庶佑先生の名前がしばしば挙げられる。おそらく、あと20年も生きていれば受賞するだろう。それまで元気でいられるように、今からゴルフの練習をしてもらいたいところだ。って、大きなお世話か。

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