歴史的な発展には、｢西洋的な発展｣都｢中国的な発展｣とがあるのだそうだ。今まで、西洋的な発展で世界は捉えられてきたが、それだけでは不十分で、そこに中国的発展という捉え方を入れなければ世界を理解することはできないのだという。では日本はどうなのかといえば、日本は日本であるらしい。

一人当たりのGDPの歴史的推移を見ると、まずアメリカが立ち上がり、数十年遅れて日本が立ち上がり、更にまた数十年遅れて中国が立ち上がる形になっている。この立ち上がりのことを｢大分岐｣と呼ぶのだそうだが、なぜこういうことが起こるのかはいろいろと議論のあるところであるそうだ。ただ、技術的には優れていた中国でなぜこういうことが起こらなかったのかについては、それこそが中国的発展が根底にあるからだろうという解釈になっている。

日本という国は、いまだに江戸時代の延長上にあるようで、それは鎖国的な力の封じ込めでもあるという。したがって、散々殺しあったあげく世界大戦を2回もやったヨーロッパの国のように近隣との和解などはできないのだそうだ。だから、中国や韓国との和解が今すぐできると思うほうがおかしいらしい、できなくて当然なのだ。

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